【著者】 |
古川江里子 著 |
【価格】 | 880円 (本体800円+税) |
【発売】 | 2011年7月29日 |
【仕様】 | 単色刷/A5変型判/99頁 |
【ISBN10】 | 4-634-54895-X |
【ISBN13】 | 978-4-634-54895-4 |
大正デモクラシーを先導し、議会・政党政治危機の時代には軍部に敢然と異を唱え、議会・政党政治の擁護と対外膨張阻止に全力をそそいだ美濃部と吉野。彼らの提言に従っていたら、戦争は起こらなかったはずである。なぜ、彼らの主張が危機の時代、その真価を問われるときに影響力をおよぼせなかったのか。これまでの研究は、両者の問題性よりも弾圧など外的原因を重視する傾向にあったが、近年、両者の思想自体の中に問題性を求める研究もでてきている。その答えを、当時の政治社会と彼らの言動から模索する。 |
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