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世界史リブレット人
カエサル
貴族仲間に嫌われた「英雄」

ポンペイウスとの内乱に勝利してローマの最高権力者となったカエサルは、内乱で敵対した貴族たちに対し融和を試みるものの、自由と伝統を破壊するものとして彼らから恐れられ、憎まれ続けた。カエサルを転換期のローマ社会に現れた一つの現象としてとらえ、貴族仲間に憎まれた「英雄」の一生を追う。　