【著者】 |
森本一夫 著 |
【価格】 | 880円 (本体800円+税) |
【発売】 | 2024年4月22日 |
【仕様】 | 単色刷/A5変型判/91頁 |
【ISBN10】 | 4-634-35019-X |
【ISBN13】 | 978-4-634-35019-9 |
言者ムハンマドの父方のいとこ、「育ての子」にして娘婿。草創期のムスリム共同体でのアリーの実際のキャリアは、この華々しい出自に反して決して順風満帆なものとはならなかった。しかし彼は死後に見事に巻き返す。後世のさまざまな語りのなかで「伝説」と化した「神の獅子」の姿を通じて、イスラーム教の宗派的・歴史的多様性や歴史観、また歴史のなかで形成される集合的な記憶やイメージというものの性質や力を考えてみよう。 |
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